ベースアンプの大定番、アンペグ
アンペグ(Ampeg)は、ワシントン州ウッディンヴィルに本拠を置く楽器用アンプメーカー。エレクトリックベース用アンプを専門とするが、エレクトリックギター用、オーケストラ用アップライトベースのアンプも製造しています。現在はヤマハの子会社であり、傘下のブランドであります
設立時には名ピアニストでベーシストであったエヴェレット・ハルとスタンリー・マイケルの共同経営による「マイケル=ハル・エレクロトニック・ラボ」という名でした。最初の目的はハル設計のマイクピックアップと、歪みを最小限に抑えた楽器用アンプを製造することでした。一般に真空管アンプは強く演奏したときに音が歪んでしまうため、ジャズミュージシャンであるハルはこれを嫌っていました。ピックアップはアップライトベースのエンドにフィットするよう意図され、「アンプリファイド・ペグ(Amplified Peg )」または短く「アンペグ(Ampeg )」と呼ばれていました。会社を独占所有した後にハルは社名を「アンペグ・ベースアンプ・カンパニー」に改めました。
アンペグは革新的な製品を生産しており、そのブランド名の元に6つの米国特許を取得しました。1960年にジェス・オリヴァーは、真空管の保護のため倒置可能なシャシーを持ちスピーカーキャビネットの中にすべてを押し込んだコンボアンプを作成しました。このコンボアンプは「ポータフレックス」として知られ、1960年代を通じて人気を得ました。またアンペグは1960年代に世界初のリヴァーブ内蔵アンプ、「リヴァーブロケット」を製造した会社でもあります。
アンペグは現在、主にベースアンプ分野で成功を収めていて、ベースをやっていて知らない人はおそらくいないでしょう。
リー・ジャクソンはVLシリーズのギターアンプを1980年代後半から1990年代初頭にかけて設計した。これらは50Wあるいは100Wのヘッドと50W、12インチx2のスピーカーのコンボアンプです。
2005年、アンペグと親会社のセントルイス・ミュージック(St. Louis Music、クレートアンプのメーカーとして知られる)はラウド・テクノロジー(Loud Technologies)に買収された。2007年3月、ラウドはアーカンソー州イェルヴィルでのアンペグ、クレートの製造をやめ、これらの製造をアジアの契約メーカーに外注化した。同年の5月にはイェルヴィルの工場を閉鎖、売却しミズーリ州セントルイスの開発部門も閉鎖しつつ、アジアの技術者と同様従来の技術者によって設計された新製品を作ることを選んだ。この移行は総合的な品質低下の懸念となり、世間、特にアンペグユーザーからの強い疑問を引き起こした。それまでのアンペグの重要なセールスポイントは、アメリカで設計・製造された製品だということであった。
2018年5月、かねてよりベースアンプのラインナップ拡充を計画していたヤマハとの契約を締結、同月よりヤマハ傘下となることが発表されました。
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