ローズピアノはあまり聞きなじみのないものかと思われます。ですが、電子ピアノのプリセットとして扱われることの多いエレクトリックピアノの音色は主にローズピアノのサンプリングやローズピアノの音色を再現されているものだとご存じでしょうか?
ローズピアノそのものを知らなくともその音色が再現された音を知らず知らずのうちに聞いたことがあると思います。
実はローズピアノと言えばエレクトリックピアノの代名詞と言っても過言ではありません。
エレクトリックピアノと言えばローズピアノなのです。
ローズピアノの起源は1940年代にハロルド・ローズ(Harold Rhodes)によって前線の兵士たちを慰安する目的で航空機のパーツを使って組み立てられたPre-Pianoというもの。Pre-Pianoは今でいうトイピアノに近い。これにマグネティックピックアップを取り付け、大音量を得られるように改良した。1959年楽器メーカーのfender社と合弁事業を開始し、以降1974年頃まで"Fender Rhodes"の名の下で製品を生産・販売されました。
しかし1960年代には製造が開始されているが、まだ生産数も少なかったことや非常に重かったこと、ピアノの代用品としてはあまりにもかけ離れた音であったことにより、広くは使われなかったようです。
ローズピアノは金属製の音叉をハンマーで叩き発音、共振させてピックアップで音を拾い電気信号に変換しアンプを通して音を出します。
音色は独特だが煌びやかで美しく鈴鳴りのような響きから、エフェクターをかませることにより力強い低音まで出すことが出来ます。
発売当初、あまり流通しなかったとはいえ数々のアーティストがローズピアノを使い数々の名曲を生み出しています。
Billy joelのjust the way you are(和名 素顔のままで)の冒頭ではローズピアノが用いられておりその音色を聴くことが出来ます。
心地よい響きを大切に快適なリハーサル
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